三田会のキモさのキモ

前々から、慶應義塾卒業生の集まりである三田会はキモい、

というようなネット記事はよく見かけていた。

 

でも実際が分からないし、どんなんだろうなーと思っていた。

 

最近、ある縁で三田会イベントに出る知人の手伝いをしてみて

「なるほどキモいな」と感じた次第である。

というか、大会のパンフレットを見た時点で

画面から”学閥”の圧を感じた。

 

 

実名では書きにくいので、新しくこちらを作った。

そのぐらいキモさを吐き出したい気持ちでいっぱいなのである。

 

 

一塾歌、慶應讃歌にみる義塾社中の気概

ってタイトルのウェブセミナーって。。。。

www.rengomitakai.com

 

 

 

イベントの手伝いに行く日の前日から、めちゃくちゃ気が重くなっていた。

絶対、行ったら嫌な思いをするなという予感がビンビンにあった。

 

でも、なんとなく直感的に

嫌な思いはするけど行く必要がある。という感じ。

 

その通りだった。

内輪な”閥”や、差別構造、特権意識について色々と考える良い材料を得た日であった。

 

 

櫻井翔は幼稚舎から慶應の人だそうだが

自身の著作の中で「嵐でいることよりも、慶應生でいることの方が誇りだ」と書いているそうだ。

 

もしかしたらジャニーズでの嫌な思い出もあり、そのように語っているのかもしれないが

それにしてもびっくりした。

櫻井翔が語るこの感覚を共有できる、理解できると思うのは慶應の人だけだろうと思う。

それなのに著作で書いちゃうのがこれまたびっくり。

 

 

この内向きなつながりの強さってなんなんだろう、と

思いながら当日を過ごしていた。

 

よく三田会ネットワーク、人脈、つながりの強さというが

そこに入っている人には益があるが、他の人にそれを与えるような様子はあまりない。

 

やっぱり”閥”のカルチャーなんだなぁと思った。

 

 

持っている特権や経済状況が似ている、

文化資本の程度も似ている。

そういう集まりはそもそも安心しやすいし、気楽で楽しい。

この集団がそこそこ社会的に優位な立場であることで、所属していることに高揚感があるんだなと感じた。

 

この所属に対する高揚感、が三田会のキモさのキモなんじゃないかと感じた。

三田会に限らず、所属に対する高揚感が強くて排他的なほど

その集団は外から見た時にキモくなると思った。

 

 

高揚感を感じあっているんだなと思ったのは

連合三田会大会の、塾員だけがエントリーできる福引の景品の豪華さである。

豪華な景品も、自分らの所属している集団の凄さを確認しあっているようで

そういう視点から見ると、キモいなと思った。

 

まさに出自を同じくした人らで固まり、自分たち仲間の利益を図ろうとする集まり。

”閥”の象徴だなと思った。

 

 

だから銀行に慶應出身の人が多いのも、納得である。

 

3メガバンク21年の「採用大学」ランキングは、

三菱UFJ、三井住友、みずほの採用数1位はいずれも慶應義塾大だそうだ。

diamond.jp

 

銀行は今も内部で派閥争いを延々続けている。

 

みずほはそのおかげでシステムが脆弱だというが

一体誰を向いて何の仕事をしているのか。

統廃合した際に、システム統一すりゃいいのに

派閥のメンツにかけてしていないんだそうだ。

www.sankei.com

 

慶應出身の人に

「そんなのマジでどうでも良くないか?そんなことしてシステムダウンとか、超絶バカらしくないの?頭悪くないか???」と言ったら

 

「どうでも良くないんだよ」と返されてビビった。

 

が、同時に銀行に慶應卒が多いのも納得。

 

こういう”派閥”カルチャーに馴染みが深いというか、

ガッツリ内面化しているからなんだなと思った。

 

 

 

しかしそんな巨大集団を作り上げた福沢諭吉先生から

大志のために所属をコロコロ変えてきた渋沢栄一に、

ある意味経済の象徴である一万円札の顔が変わった。

 

慶應福沢諭吉とゆかりの深い、北里柴三郎が千円札で残っているが

しかしやはり千円札よりも一万円札なのである。

 

 

 

誰にでも、外の人から見たら”キモい”と思われるような所属先があるかもしれない。

 

でも、三田会のキモさは

「はたから見たらこれはキモい、ウザいと思われるものだ」と

気にしなくていい、心配しなくていい、不安にならなくていいところにあると思った。

 

キモいウザいと言われていることぐらいは先刻ご承知であろうが

だからと言って彼らはそれに心を乱されることはないのである。

それを担保してるのは、彼らの社会的に優位な立場や特権性だ。

 

 

なかなか良い体験でした。

キモかったけど。